2009年10月22日木曜日

居抜き物件を選ぶにあたっての注意点

前回スケルトンの物件について記載させて頂きましたので、
今回は居抜き物件についての内容を記載させて頂きます。

居抜き物件とは、前の持ち主のお店の内装がそのまま残っている物件のことです。
居抜き物件を探すメリットは、前の持ち主が自分のやりたい業種と同じなら、スケルトンの物件より既に出来上がっている分、大幅に開業資金を抑えれる点です。
エアコンや厨房機器、店内造作など一から作っていくと結構な資金になります。
なので、新規開業の方などにお勧めですね。

ただ、注意しないといけない点もいくつかあって、あらかじめ内装レイアウトなど厨房機器の種類、各配管などが、すでにできてしまっているので自分の思うレイアウトと大きく違うなら、配置換えや、解体を行って作らないといけません。
その時に、ここはこうしてここはああしてとすべてを変えていたのなら、資金的にスケルトンと変わらないかもしくはそれ以上の可能性もあります。
一言で言うと、資金を抑えた居抜き物件はそのままの形で使わないといけなくなってしまい、自由な設計ができないという事です。

そして、なにより全てが中古品となりますので、故障の確率も高く修理代が大変ってこともあります。
なので上記を踏まえた上で、居抜き物件を探すなら、
自分のやりたいレイアウトの形に限りなく近いのか。
内装はきれいか、厨房機器はしっかりしているか、過去の故障など確認してみるのもいいと思います。

あと、店内にあるすべての物の支払いがすんでいるかです。
たまにですけど、エアコンや厨房機器にリース代金など造作譲渡代金とは別に、借りた後に会社から請求が来ることもあります。
立ち会いの方にはなるべく、お店の中で、譲渡された後に支払い義務が発生するものはあるのかと尋ねてみるのも重要なことです。
何事もバランスだとは思いますので、よりいい条件の物件を探して、居抜き物件かスケルトンなのか選んでもらえたらいいと思います。

これは僕の経験談ですので、必ずしもこれが正しいわけではありませんが、ぜひ物件探しをされている方の、参考になればうれしい限りです☆